本日のびわこ湖南倫理法人会モーニングセミナーは、
株式会社イズミ 代表取締役 泉藤博氏。
講話のテーマは「夢ある街づくり」
・・・・・高校を卒業しサッシ屋に就職。
しかしながら、自分の人生、これでいいのか迷い、働きながら近大夜学に通い公認会計士を目指す。寝る間も惜しんで勉学に励んだ。
公認会計士にはなれなかったが、銀行に就職し15年努め年間70億円の融資という記録を残しつつ、さらに、自分の人生このままでいいのか自問し不動産屋を開業したいと考えた。
開業するにあたり、思い悩んだが、父親の
「おまえが一生懸命考えた末に決めたことやったら、思うようにやれや」とのひと言で決心を決めた。
母親は、「銀行員は立派な職業だと」とどまるように親心から諭したが、振り切って開業した。
開業して程無く母からの手紙が来た。
退社おめでとう。ー大過なく努められたことを大自然・人様に感謝しよう
開店おめでとう。ー金目的でなく人様の役に立ち、喜んでいただける商売人になってください。
長い人生あせらずに、ありがとうを忘れずに、神仏に許していただいて頑張ってください。
合唱 母より
この手紙をみて号泣した。
迷った時、苦しい時、この手紙を観ると原点に戻れる。
不動産業は「人に負けてたまるか」「なにくそ」「絶対に成功する」そういう思いで、夜討ち朝駆けで頑張り、一件の仲介からコツコツやって軌道にのせた。頑張りが実りバブル期も手伝って、怖いぐらい順調だった。
「これで商売は順調や。盤石や」そう思った矢先、自分が信用しきっていた社員が、辞めたいと言い出した。
「なんでや」「ひとなみ以上給料払ってるやないか。お前をここまで育てたのはわしやないか。」…無念だった。悔しかった。
だが、まてよ。私は考えた。社員の気持ちを真剣に受け止めてきたか?
かわいい我が子を思う親の気持で考えてきたか?
私は有頂天になっていた。飲み屋に通いゴルフ三昧をし、好き放題し、悪魔の誘惑に負けてたんや。
人生に勝ったと思っていたが、自分に負けてい自分がいた。
自分は人に勝つことばかり考えてき。しかしそれはそうやない。自分の甘い心に打ち克つことが大切と初めて気がついた。
「足元を見直そう」「初心に帰ろう」心からそう思った。
人の心の中には、ええ神さんと悪い神さんがいる。
悪い神さんは、「こっち来い、こっち来い」と楽しい道に呼ぶ。
ええ神さんは「難しい困難な道に来てみぃ」て言う。
その時、君等はどっちの道を選ぶ?人生良く考えなあかん。
私は死ぬまで一生懸命自分に挑戦する。みんなも自分の夢に向かって自分に負けず、挑戦し続けていって欲しい。
写真:びわこ湖南所属 生涯教育株式会社 久保勝
レポート:びわこ湖南所属 合資会社ドットラボ阪口佐織